産後、落ち着いたアリアはキーラを連れて美しく丘にあるキールの墓へやって来ていた。
「キール兄様。あなたが守ってくれた子は無事に生まれました。ジェイド様も二人の息子もこの子の誕生をとても喜んでくれましたわ。あなたのお陰です」
墓前に屈んで抱いていた娘のキーラをキールに見せるように抱えた。
「キール兄様。あなたの事は決して忘れませんわ。あなたの名前の一部をこの子に与えてキーラと名付けたのです。この子が成長した時にあなたの事をお話します。キール兄様、本当にありがとうございます」
墓前に頭を下げた。
どこかでキールが見ていてくれていると信じて…………

