翌日からジェイドは公務をこなした。
傷も治りきっていないが流石、軍事大国の王というか、頑丈な男だ。
アリアは厳しい環境にいた中で過ごして来たのが原因なのか妊娠初期の為なのか、城に到着した翌日キールの遺体を弔った後に安心したのか体調を崩してしまった。
寝室で寝ているアリアが心配でジェイドは寝室に仕事を持ち込んでいる。
心配なのもあるが、何よりアリアの側を片時も離れたくなかったから――――
ようやく想いが通じ合った、その幸せを愛するアリアの側で感じていたかった。
眠るアリアの頬を優しく撫でながら、微笑んだ。
再会したアリアは自分の子を身篭ってくれていて本当に嬉しかった。
父親として王として、もっと努力をしなくてはいけない。と思いつつ新しく生まれて来る我が子を思うと、つい顔が緩んでしまう。
上の二人が双子の男だから出来れば次はアリアに良く似た女の子がいいな。
いや、だが女の子だったら嫁にやらねばならんのか………
他所の男にやるのか……それは無理だな。
やれんな………
ジェイドはまだ見ぬ子を思いながら一人悩んでいた。

