「部屋は気に入ったか?」
「…………えぇ。有り難く思っておりますわ」
「そうか、よかった。お前にいい事を教えてやろう」
「え?」
「書状を出した。あの男は一人でこちらへ向かっているそうだ。あと2、3日で到着するだろう」
「………え、そんなっ………」
「信じられないか?まぁ待っていればいずれ分かる。楽しみだな」
「………………。」
アリアの部屋を出た瞬間、アルバルトはほくそ笑んでいた。
何もかも自分の思い通りに事が進んでいる。
アリアの反応も、あの男の行動も。
まぁ唯一の不満と言えばアリアが想像していたような従順な性格ではなかった。
それは、あの目障りな男を始末した後に徐々に懐柔していけばいい事だ。
そして、すぐに子を産まそう。結婚し母親だったからと言ってもまだ20歳で若い。
すぐに子宝に恵まれるだろう。
あの女の産む子なら優れた子だろう。

