十数名の騎士に囲まれてもリュードは怯まなかった。
リュードの口から出るのはジェイドに会わせろという一点張り。
業を煮やした騎士達はリュードを捕らえようと剣を抜いた。
その時だ。
「一体何の騒ぎだ!!」
「ジェイドー!!」
「お前は!!」
リュードのただならぬ様子にジェイドは騎士に下がるように命じた。
「ジェイド様。しかし………」
「この男は知り合いだ。お前達は下がれ」
「はっ!!」
騎士が下がったのを見計らい、リュードはすぐに切り出した。
「アリアがいなくなった。部屋が荒らされていたから恐らく誘拐だ………」
「アリアが?!」
「すまない!!俺の責任だ!アリアを救うにはあんたの力が必要だ」
「アリアは俺のたった一人の妻だ!!お前に言われなくとも探し出す!そして助け出し、今度こそ約束を果たす!」
ジェイドは執務室にカイルとクロウドを。そしてリュードを入れて話し合いを始めた。
アリアの痕跡はない。一刻も早く探し出すにはカイルとクロウドの助けが必要不可欠だった。

