祭なので人が大勢集まっていたのでレイリーゼ城の者の目に付く可能性は低く感じられたのでリュードは比較的に気を緩めてしまった時だ。
「キール……兄様………ごめんなさい……何だか気分が悪いの。人に、酔ってしまったのかしら………?」
「大丈夫か?!とにかく一度家に帰ろう」
リュードは思った。
家に篭りっきりの生活からいきなり人が多過ぎる所へ行ったのがまずかったのか………
リュードはアリアを庇いながら家へと急いだ。
家に到着するなりアリアはベッドに倒れ込むように眠っていた。
リュードはそっと家を抜け出し、近所に住む医者を呼び、アリアを診察してもらった。
何故か医者に診察してもらいたくなったのだ。
アリアを診察した医者は彼女を王妃だと気付かなかったのでリュードはホッと胸を撫で下ろした。
アリアを診察し終えた医者の口から出た言葉にリュードは心底驚くと同時に椅子に腰掛けてから頭を抱えるようにして悩んだ。

