Everlastingly Love






翌朝の早朝。




アリアはベッドを抜け出して男の眠る小屋へ向かった。







まだ辺りは薄暗く寒さが身にしみる。






小屋に入ると男は昨日と同じ状態で眠っており、やはり動いていないようであったが昨日に比べて呼吸も落ち着き、顔色も良かったので、ホッと胸を撫で下ろした。







アリアは男がびっしょりと汗をかいているのに気付き、汗をかいた服を脱がして体を優しく拭き、新しい服に着替えさせた。







そして、額に乗せていた布を水で濡らして、しっかり絞った布で顔をそっと拭き、再び濡らした布をそっと額に乗せた時、男の目がゆっくりと開いた。






そして、掠れた声で………









「貴、様。何者、だ……?」