「もう何があっても、あなたと離れたくないです………」
「俺だって離れたくなどない。だがこれから先、何があるか分からない………」
「ジェイド様。私は不安がないわけではありません。子供達とフローランに避難したとしても消えません。だって、フローランにあなたは居ないから……!けれどジェイド様と一緒なら不安も何もかも全て消えるのです。お側に居させて下さい。私を一人にしないで………」
俺は一体、何をしたんだ?好きな女にこんな悲しい顔をさせて悲しい言葉を口にさせて…………
「…………すまなかった。俺は側にいてアリアを守ると心に決めた。これから先、何があってもお前を守ってみせる!誰にも指一本触れさせん。だから側に居ろ」
「はい………!」
ただ不安だった。こんなにも愛しいお前に何かあったら………と。
だがアリアの言う通りだ。俺は守ると誓った。何があっても俺が命を懸けて守り抜けばいいだけだ。
必ず守ってみせる!
この手は決して離さない。
様々な出来事がきっかけでジェイドの抱えていた不安はアリアの言葉によって消えた。

