「クロウドの調査によると、他国による侵略。暗殺者集団を送り込んで来たようだ」
「暗殺者集団か……他国に侵略されるなんて何十年ぶりだ?いや百年以上か?」
「俺の力不足だ。全く、ふがいないな………」
「それは違うぞ。お前はよくやってる。俺達周りの人間も国民お前を高く評価してる。レイリーゼ始まって以来の最高の王だと誰もが口を揃えて言う。お前はいい王だ。今回はたまたま運が悪かっただけだ。そう気に病むな」
「カイル………」
「それに、お前は生きた宝石とまで言われた世界一美しい妻を得たんだからな。これくらいでへばるなよ。………つっていつもみたいに笑い飛ばしてやりたい所なんだがな………何人も罪のない人が死んでるんだ………笑えねぇよな。だからこそ早くこんな事件は解決するぜ!俺らがへばってちゃダメだろ!なっ!」
「まさかカイルに慰められるとはな………だがお陰で目が覚めた。ありがとう」
「お前に素直に礼を言われるのは気持ち悪いな。結婚して素直になったのか?」
「黙れ」

