「お疲れですか?」
「………ああ、すまない。少し考え事を、な」
「お疲れなら休んで下さいね」
「大丈夫だ。休むよりアリアの側に居る方が疲れがとれる」
「そのような事はありませんわ。きちんとお休み下さい」
「なら、分からせてやる」
「え?」
「覚悟しろ」
キョトンとするアリアに不適な笑みを浮かべたジェイドはベッドにアリアを組み敷いた。
そこでアリアは覚悟しろと言ったジェイドの言葉の意味を理解した。
頬を赤く染めて、ジェイドに身を委ねた。
結婚して3年が経ち、もう何度も数えきれないくらいにジェイドに抱かれているのに、まるで処女のように恥じらい初々しいアリアの姿はジェイドに火をつけてしまう。
とても子供がいるようには思えないがアリアの全てが愛しいと思うジェイドは飽きる事なくアリアを抱く。
ジェイド以外の男性を知らないアリアだが彼に抱かれるのがとても好きだった。恥ずかしいのだが、愛で溢れた行為は自分とジェイドを結ぶ大切な行為だと思っている。ジェイドから与えられる快楽を全身で受け止めている飽きるは日を追う毎に美しくなっていった。
夫婦の濃密な時間を過ごし、夜も更けていく。

