レイリーゼ国の法律では生まれた子供は30日以内に名付けて届け出なければならない。
アリアが意識不明でなければ一緒に手続きをしようとしていたのだが……
アリアが目覚める気配はない。ジェイドは一人で手続きは済ませた。
子供の名前は二人で予め決めていたので問題はなかった。
兄、アリオス
弟、エリオス
双子なので似た名前にした。
双子が女児の場合と男児と女児の場合なども考えていたが双子は男児だったので、その名前にした。
ジェイドは血の繋がった我が子を心から愛しいと思っていた。アリアと子供は自分達で育てると約束していた事を一人でも、きちんと実行している。
冷酷非情と呼ばれる王が子供にミルクを与えたりオムツを交換する姿など誰も想像がつかないだろう。
公務の合間に子育てをしていたジェイドは流石に疲れていたが、気を紛らわす事が出来たのでよかったのかもしれない。
アリアの身の回りはルーシアが行っているがジェイドも寝たきりのアリアの体勢を変えたりとしていた。
そして毎晩、必ず一緒に眠るのは以前と同じだ。
アリア。ただ眠っているように見えるのに何故、目覚めてくれない?
俺はお前の笑顔が見たい。声が聞きたい。
お前に伝えたい事も沢山ある。
早く目を覚ませ……!

