「ジェイド様。私を出して下さるのですね?目を覚まして下さったようで嬉しいですわ」
「下衆が勘違いをするな。お前のような女を王妃になどしない」
「ジェイド様。私があの小娘に劣っているとでも?」
「全てにおいて劣っている。比べる必要はない。俺の妻は生涯でアリアだけだ。お前など必要はない」
「ジェイド様!どうしてですの?私は………私はずっと幼い頃からジェイド様をお慕いしておりました。あなたの隣にいても恥じない女性になるために努力をしましたわ!何故、そのような事をおっしゃるのですか?」
しがみついて来たローザを突き放した。
「話しにならない。いくら形だけとは言え、お前のような女を近くに置いた自分を情けなく思う。アリアにも申し訳ない事をした………」
「ジェイド様?」
「アリアと子供を殺しかけた罪は重い、本来なら極刑だがアリアがお前を許すと言ったから命は取らぬ。だがお前は勿論、家族、親族は即刻レイリーゼ国から追放する。永久にな……」
泣き叫ぶローザを無視してジェイドは地下牢を後にした。

