それから、練習場に戻ったあたしたちを、何事も無かったように、迎い入れてくれた蒼くんと郡司くん。 二人の寛大な心には、救われるね。 一時的な拠り所かもしれない。 それでも、これから、あたしもこの居場所を求めて、いいのかな? 答えは、分からない。 だけど、心の中に射し込まれた新しい光りを胸に、堂々として行きたいな。 受験も音楽も、それから……。