君色の夢に恋をした。



――結局、人生ってこんなものなのかもしれない。


何があるか予測不能で。


悪いことも、良いことも平等にやってくる。


そんな人生も、捨てたもんじゃないと私は思っていた。




「…すいませーん。」



突然、トントンという音ともに開く扉。


一気に沈黙が流れた私たちの前に現れたのは、スタッフらしき人だった。



…なんだ。

びっくりした…。



「…荷物、置かせていただきますね。」

『あっはい。』