『…こんなの、翔じゃない!!

夢に向かって歩く翔は、どこに行ったの!?』



本当はね。

気づいていたんだ。


翔のサッカーボールを追いかける姿が好き。

サッカーについて語る姿が好き。

夢に前向きなところが好き。



サッカーをやっているあなたに、私は恋しているんだ。

って…。



『そんな簡単に諦めたなんて、言わないでよ!

そんなの…勿体無いよ!』



あんなに才能があるのに、

あんなに練習してたのに、

あんなにサッカーが好きなのに、


途中で諦めるなんて、勿体無い。