『その時から、誰も信じられなくなった。 きっと、みんな私のことを裏切っていくんだろうって…。 人は信用できないって、自分に言い聞かせてたの。』 人を信じるのが、怖かった。 また裏切られるなら、最初から信じない方がマシ。 そう、思ってた。 人を信じないことで、 人と関わらないことで、 ずっと自分を守っていたの――…。 『…翔みたいな人、初めてだった。』