「……、ここまでくれば、俺も君が何を隠しているかなど分かる。賭けてないな?」 「だ、だから……」 がし、と腕を掴まれた。 「賭けてないな?」 同じ質問を二度する奴の怖さったら、冥界より怖く思えた。いや行ったことねえけど、つか冥界に逃げ出した方がいいかもしんねえ。 だって。 「さて、コットン。どうされたいかな」 心から悲鳴をあげた。 ラグナの笑顔がこんなとこで見られちまうんだもの。