キラリと光るその緑色は、淡い蛍光色のようだった。 瞳の奥の奥に焼き付けて、ジリジリと瞳が乾くまで開けていた。 ラブレターなんてどうでも良かった。 今はただ、あの謎の物体の事で頭が一杯で。 やはり興奮は収まらなかった。 だがそれを表に出す事はしない。 してはいけなかった。 彼は恐れていた。 だから、理性を保てていたのかもしれない。