地味子の秘密*番外編*

その頃は、親父が神崎ホールディングスの社長をしていたのだが―


どうしても外せない取引があったため、

当時、専務をしていた俺と樹里が出席することを命じられた。



しかし、俺達は困った。


杏樹を一人にしてしまう…。


3歳の娘を一人で留守番させるのは、心配だった。




幸いにも、パーティーは堅苦しいものではなく、家族や恋人の同伴もOKだったため…



「たまには外へ連れ出さなきゃ!」


樹里の一言で、杏樹も連れて行くことになった。