地味子の秘密*番外編*


「お前を批判する人だっているだろう。でも、支えてくれる人だって同じようにいる。仕事は、その人たちへの恩返しだって思えよ。お前は間違ったことをしているわけじゃない。だったら、胸張って、仕事しろよ」



ドカンって、頭を殴られたような気分になった。

私、自分のことでいっぱいいっぱいで。

まわりのこと見えてなかった。




こんな、歌もダンスも未熟だけど……応援してくれる人はいる。

私を見て、何も感じなかったら……仕事なんて来ない。

ソロでの仕事は、少しくらいは自分を認めてもらえたと思おう。



あれ……なんか、急にお仕事行きたくなってきた。



唄いたくなった。踊りたくなった。




でも、私……社長に……。




そう考えた瞬間。


ーーブーッ……ブーッ

高瀬くんのケータイが鳴る。


「あ、ヤベ……」



そう言って、電話に出る彼。