地味子の秘密*番外編*

それはふわりと広がり、私の頭にかぶさった。




え……?



なに……これ。



しばらくして、彼が首にかけていたモノだとわかる。




「た……」




『高瀬くん?』と呼ぼうとした瞬間。





「わかったか? 自分が、歌やダンスをどれだけ好きか」



「へ?」




さえぎられたことに驚き、タオルを頭から取って、彼を見た。



視線の合った彼の目は、先ほどまでの冷たいモノではなく。



たまにしかない。



優しくてあったかい眼差しだった。