♪苺side♪
「無理っ無理っ!!ぜーったい無理っ!!」
テストが終わってあたしは、由紀ちゃんとファミレスで話をしていた。
手元にはあったかいホットココア。
そう、季節はもう雪がちらつく、寒い冬になっていた。
由紀ちゃんとこうやって、学校帰りに遊ぶのは久しぶり。
由紀ちゃんがバスケ部に入ってからは、ゆっくり話をする機会も減っていたから。
で、話の内容はと言うと…
「もぉ苺!!せっかくなんだから行っておいでよ!」
「で、でもぉ…無理っ!誘えないっ!」
ホットココアの隣には、映画の試写会のチケットが2枚。
「せっかくわたしが苺にあげるって言ってんだから、行っておいでって!」
「だから、由紀ちゃんがあたしと一緒に行けばいいじゃん〜」
「嫌よ。練習でそんな時間ないし」
「えーん、由紀ちゃん冷たい〜」
あたしは泣きまねをする。
「いいから王子誘っておいでって!」
文化祭の1件で、西藤くんと藤堂先輩は、みんなにからかわれるようになった。
からかわれると言っても、悪い風にからかわれるのではなくて、「早く本当に付き合えよ」って、みんなから認められている感じ。
藤堂先輩は最近、毎日のように教室に来るし、なぜかあたしより由紀ちゃんの方が焦っていた。
「無理っ無理っ!!ぜーったい無理っ!!」
テストが終わってあたしは、由紀ちゃんとファミレスで話をしていた。
手元にはあったかいホットココア。
そう、季節はもう雪がちらつく、寒い冬になっていた。
由紀ちゃんとこうやって、学校帰りに遊ぶのは久しぶり。
由紀ちゃんがバスケ部に入ってからは、ゆっくり話をする機会も減っていたから。
で、話の内容はと言うと…
「もぉ苺!!せっかくなんだから行っておいでよ!」
「で、でもぉ…無理っ!誘えないっ!」
ホットココアの隣には、映画の試写会のチケットが2枚。
「せっかくわたしが苺にあげるって言ってんだから、行っておいでって!」
「だから、由紀ちゃんがあたしと一緒に行けばいいじゃん〜」
「嫌よ。練習でそんな時間ないし」
「えーん、由紀ちゃん冷たい〜」
あたしは泣きまねをする。
「いいから王子誘っておいでって!」
文化祭の1件で、西藤くんと藤堂先輩は、みんなにからかわれるようになった。
からかわれると言っても、悪い風にからかわれるのではなくて、「早く本当に付き合えよ」って、みんなから認められている感じ。
藤堂先輩は最近、毎日のように教室に来るし、なぜかあたしより由紀ちゃんの方が焦っていた。



