♪苺side♪
好き−…
そんな言葉を、あたしは期待していたのかもしれない。
だけど…西藤くんは、それ以上何も言ってはくれなかった。
あたしは、西藤くんの背中に手を回すことも、振り払うことも出来ずに、ただ抱きしめられていた。
翔くんに抱きしめられた時とは、違う。
あたしはすっぽり、西藤くんの腕の中に居て−…
ドキン…ドキン…
聞こえるのは、西藤くんの胸の音?
ドキン…ドキン…
あたしの心臓も、負けず劣らず大きな音を立てている。
どんな気持ちで、あたしを抱きしめているの?
西藤くんの香りは…昨日の夢の香り。
あのキスは、やっぱり西藤くんだと思う。
でも、どんな気持ちでキスしたの?
気になるのに、聞けない。
怖くて聞けない。
ずっとこのまま、こうしていたいと思う反面、胸があまりに苦しくて、離れたいと思う自分もいて…。
頑張って冷静を装っていたのに、こんな事されてしまったら、もう無理だ…。
あたし…どうすればいいの…?
〜♪
「「!?」」
いきなりあたしの携帯が鳴り出して、反射であたし達はぱっと離れた。
着うたは途切れない。
「わっ…わっ!」
あたしは焦って、ポケットから携帯を取り出す。
着信は…
【着信 メグちゃん】
好き−…
そんな言葉を、あたしは期待していたのかもしれない。
だけど…西藤くんは、それ以上何も言ってはくれなかった。
あたしは、西藤くんの背中に手を回すことも、振り払うことも出来ずに、ただ抱きしめられていた。
翔くんに抱きしめられた時とは、違う。
あたしはすっぽり、西藤くんの腕の中に居て−…
ドキン…ドキン…
聞こえるのは、西藤くんの胸の音?
ドキン…ドキン…
あたしの心臓も、負けず劣らず大きな音を立てている。
どんな気持ちで、あたしを抱きしめているの?
西藤くんの香りは…昨日の夢の香り。
あのキスは、やっぱり西藤くんだと思う。
でも、どんな気持ちでキスしたの?
気になるのに、聞けない。
怖くて聞けない。
ずっとこのまま、こうしていたいと思う反面、胸があまりに苦しくて、離れたいと思う自分もいて…。
頑張って冷静を装っていたのに、こんな事されてしまったら、もう無理だ…。
あたし…どうすればいいの…?
〜♪
「「!?」」
いきなりあたしの携帯が鳴り出して、反射であたし達はぱっと離れた。
着うたは途切れない。
「わっ…わっ!」
あたしは焦って、ポケットから携帯を取り出す。
着信は…
【着信 メグちゃん】



