席が隣になった事から、津田と話をするようになった。 そして、彼女の友達である“由紀ちゃん”こと、中野とも多少話すようになった。 津田はおもしろくて、話してて飽きない。 今まで、あまり女子と話する事なんてなかった。 みんな恋愛対象として見てくるのが見え見えで、めんどくさかった。 だけど、津田は自然に笑いかけてくるから…。 いつの間にか、クラスで1番仲の良い女子は、津田だと思うほど話すようになった。 そして、月日が過ぎるのは早く、あっという間に夏休みになっていた。