「酒は飲むものを好きな場所へ運んでくれるんだ」



僕が以前滞在していたバーケンヘッドという、リヴァプールから列車で二十分程の小さな街の小さなパブでボブが言った言葉だ。


それを聞いたときは単なる酒の席での何気ない一言だとしか捉えていなかったが、今ではその言葉は僕の心に深く刻み込まれている。