ベストラブ

夏海の頭からは血が流れ出て…

夏海は苦痛な表情を浮かべる…。


『おい!!!先生よんでこいよ!!誰か!!』


1人の男子生徒がそう叫ぶと、あみは自分を取り戻したかのように立ち上がった。



『夏海っ!!!』

そう叫びながら階段を駆け降り、夏海のそばに近寄った。


そして夏海を少し揺すりながら叫ぶ。。。

『夏海!!!』

『夏海っ!!!!!』



すると夏海は苦痛な表情を浮かべ、少し反応した。



「…ぅ゛……。」



『夏海!!?』


もう一度呼び掛ける…


「………。」


しかし夏海の反応は無い…


『夏海?』


『夏海!?』


『なっみぃ…?ねぇ?』


しかし、何度呼んでも夏海の反応は無い。



頭部からの出血は増すばかり…。


『夏海!』




あみは自分の制服のセーターを脱ぐと、その中に着ているブラウスを破って、夏海の頭の傷口に押さえた。



すると…みるみるうちに白いブラウスは赤色に染まった。



男子生徒が先生を呼びに行ったが、マダ帰って来ない。




この騒ぎで、まわりの生徒はどんどん増えていった…。





『おい……?なんだアレ?』


そう口にしたのは裕也の友達のリュウセイだ…

「え?」



その隣りには裕也もいる。


『ほら!あの人だかり!!』

「え…?あぁ…」



『なんかあったのかな??行ってみようぜ!!』



そう言うとリュウセイは裕也の手をひいて人だかりの方へ走った…


「おいっ!!」



仕方なく裕也もそれについて行く…



『なぁ??何かあった?』


そうリュウセイが近くにいた男子生徒に聞くと、それに裕也も耳を傾けた…




『え?あぁ…人が階段から落ちたんだって!!……確か…名前は『大内夏海』だったかな??』




〔っえ……〕

2人は声を合わせた…。