ベストラブ

ハルカからそれを聞き終えた夏海は、自然と足が動き出していた…


そんな夏海にハルカは言う…

『夏海!?』


それでも夏海の足は止まらず、バンッと教室を飛び出してあみの後を追った…


しばらく走り回った後、階段の近くであみの後ろ姿を見つけた…。


「あみっ!!!!!」


そう叫んだ声は意外に大きくて、自分でもビックリしながら、あみに駆け寄った。。。


「あみ……。」


そう小さく呟くと、案外あみは素直に振り向いてくれた。。


『なに…?』


その言葉はあまりにも力なくて、今にでも折れそうだ…。



「あみ…何か、ごめん………」


「アタシ…何かどうしたら良いか分かんなくって……」


しばらくの沈黙の中、あみがゆっくりと閉ざされた口を開いた。。。



『…夏海、約束したよね?協力してくれるって…?』


「うん…」


『でも結局…慎二が好きだったのは、夏海だったんじゃん…。』


『アタシ…頑張ったけど、いくら頑張ったって、慎二がアタシに振り向く事はなかった…』


『なんかアタシ馬鹿みたいじゃん…』


そう言って、下を向いてしまった…





パシッ!!


鈍い音と共に夏海の手があみの頬を捕らえた。。。


『ッッッいったぁ…』


あみは頬を押さえてしゃがんでしまった…。




そんなあみに対して夏海は強く言い放った…


「なに??あみってそんなにマイナス思考だったの!!?。いつだってアタシの事強く支えてくれたじゃん!!一緒に頑張ろうって……言ってくれたじゃん……。。。なのに…そんなあみが…もう…ム…リだって……あきら…めちゃった……ら…ダメ………じゃん……。」



いつしか、夏海の目には涙が溜まっていて…
言い終わると同時に、頬に流れ落ちた…。


あみの目にも、同じように溜まっていた。。。