私は空を見上げて大きく息をすった。 もうじき日が暮れる。 都会とちがって空気が綺麗で、心がとても穏やかな気持ちになる。 きっとここが私と先生と・・そして光の始まりの場所・・・・。 「どうした・・・?」 先生が不思議そうに、私の顔を覗いてくる。 私は微笑みながら、首を振る。 「なんにも・・・。ただ、いいところだなぁって。」