ジャンが、迷いながら問うた 《お別れだよ。・・・いろいろなものや、彼女に対する・・・・・・お別れ》 《・・・そうですか。エドとエマは、一足先にベルンハルツに帰るそうです。本来なら、殿下を先に帰らせるべきなのでしょうが・・・》 レオナードのたっての願いにより、空いた飛行機のチケットは、レオナードではなくエドとエマに与えられることになった 《すまないな、ジャン》 《いえ・・・》 《明日、彼女の迎えを頼むよ》