父親の言葉を待たずに、話を続ける 《それに、独自の文化もちゃんと残っている。外国と上手く交流しているかの国を、この目で見たいのです》 《・・・・・・・・・王妃には、話したのか?》 《快く、了承してくださいました》 微笑みは、妻に似ているな そんなことを思い、国王はため息をついた 《なら、私がいくら言っても無駄のようだ。王妃には勝てる気がしない。・・・昔からな》 こういうのを、かかあ天下と言うらしい