王族というものは、常に国民から見られる立場にある 常に、人から見られている、という自覚を持ち、王族らしく振る舞わなくてはならない しかし、一番重要なのは、王族としての振る舞いではなく、心構え 心、精神である レオナード・フォン・ベルンハルツは、その思いを胸に、生きてきた 自分が王族だという立場を自慢することなく、誇りを持って、生きてきた それを苦痛だと思ったことはあっても、恨んだことはなかった