グラスにノンアルコールのシャンパンを注ぐジャンを眺めながら、エドが小さな声で呟く 《レオナードって、鈍いよな?》 《いきなり何の話だよ?》 自分の分のグラスにシャンパンを注ぎ、エドの問いに問い返す 《セーラのことだよ。ありゃ完全に惚れてるだろ?》 《僕が知るわけないじゃないか》 グラスを手に持ち、ジャンはシャンパンを口にする 《ま、仮に好きだとしても、あいつらが結ばれることはないよな~》