海水で濡れた髪を掻き上げて、エドがレオナードに尋ねる 「もう少しここにいるよ」 「じゃあ、先に戻ってるな」 騒がしい2人がいなくなって、響くのは波の音と、世羅の小さな寝息 「・・・・・・・・・・・・・・・」 穏やかな空気が、レオナードを包み込んでいた 「・・・・・・ん・・・・・・・・・?」 涼しい風が、世羅の頬を撫でた 目が覚めて、世羅は目をこすり、不快感で眉間にシワを寄せた