―――あれから三日がたった。 絵美にも言えなかった。 だって、あんなことがあった翌日から「小早川先生」が一気に女子の間で人気になったから。 絵美だって彼氏いるくせに彼の姿を見る度に浮かれてる。 顔も見たくない。 …のに、「小早川先生」の授業は必修だから逃げられない。 なんでまたこんな目に遭わなきゃならないの? ――――― ――― 憂鬱ながらも、マーケティング論の授業の時間になってしまった。 .