「しらねぇの? 日本の法律は、国民一人が変えたい! って言って変えれるようなもんじゃねーの!」 「じゃ、じゃあ! あたし、国会議員になるしッ」 俺は、あきれすぎて開いた口がふさがらなかった。 それに対して、勝ち誇ったように笑う愛菜。 「おまえ、ホントバカだな。 いくら国会議員になっても一人が変えたいだけじゃ変えられねーの! だいぶ前に習ったろ? 憲法改正は国会の3分の2以上賛成がないとできねぇって。」 「そ、そうなの・・・?」 「正真正銘のアホだな。」