「てかさ。」 いきなり、守っていた沈黙をやぶられた。 「はい。」 「アンタ、愛菜のなに?」 な、なにって言われても・・・・・・ 「これか?」 眉を少しいがませて、親指をたてる。 彼氏って意味だろう・・・。 いや、俺は別になんでもいいんだけどさ。 愛菜が「断固拒否!」らしいし・・・・。 と、さっきの愛菜の顔を思い出す。