「待って!!」 あたしは、ガシッと岸本の腕をつかんだ。 「普通に痛いんだけど。」 と腕を指す岸本はこの際無視だ!! 「どうにかしてよッ」 「は?」 「は?じゃなくて・・・。 自転車とか持ってないの?」 「この学校は、自転車登校禁止だろ?」 そうだった・・・。 くそう!! 校長のばぁか!!!! 「じゃあ、あたしどうなるの?」 「おまえさっき自分で言ってたじゃん。 殺されるんだろ? ご愁傷様。」 く~~ッ!! つくづくムカつく奴だぁ。