「じゃあ、愛菜ちゃん、石上くんよろしくね!!」 監督さんがにっこりと微笑みかける。 「「はい!!」」 うわ~~~ 大魔王とかぶった~~~ 魔王がうつるぅぅぅ 「なんか、クランクインから二人、息ぴったりで僕も安心だよ。」 監督、全然安心じゃないです。 むしろ、危険しかないです。 小刻みに首をふるあたしの姿は 前に立つ大魔王のせいで監督には見えていない。 くっそ~~~~ そうか!! こいつ、かなり頭いいんだった。 角度の計算も得意ってわけね。 なんか、また負けた気がする;