「好きなんだ?」 ニヤッと笑って、長谷川を見る。 「おまえ、鋭いんだな・・・。」 「いや、普通誰でも気づくだろ?」 「え?マジ?」 俺は、「マジ。」とうなずいた。 「で?どっち?」 ベンチには、西原ともう一人。 けっこう可愛い女子がいる。 「そんなん決まってんだろ?」