あ・・・・。 売店からの帰り、中庭のベンチにいる西原が見えた。 「あ!!」 長谷川も、そっちの方向を見て足を止めている。 「どうしたんだよ?」 「い、いや・・・なんでもない。」 「明らかに、なんでもなくないだろ?」 長谷川は、かぁっと赤くなる。 もしかして・・・ 「おまえ、好きなわけ?」 「え、えぇ!?」 わかりやすッ ちょっと笑ってしまう。