「また笑ってるし。」 「だって、アンタが子供なんだもん!!」 「てか、さっきから思ってたんだけど "アンタ"じゃねぇから。」 はぁ!? 「疾風。」 樋口は、急に真剣な顔を向けてきた。 な、なによ・・・・。 「俺の名前。昨日教えただろ?」 「教えた。」 「なら、ちゃんと名前で呼べよ。」 「・・・・嫌。」 そんなの嫌に決まってるでしょ! なんで、敵のアンタを名前で呼ばないといけないわけ? 絶対嫌だし。