「おまえ、なにやってんの?」
あたしは微笑み続ける。
「大丈夫か?」
我慢だ、我慢。
「保健室、行く?
てか、脳見てもらったほうがいいて思うし
病院行くか?」
顔の筋肉が・・・・かなりキテる。
慣れない微笑は筋肉に悪いみたいだ。
「なんか、だんだん野獣みたいになってきたぞ、おまえ。」
「はぁ!?」
な、なにをぉ~!!
「あ、やっとしゃべった。」
クスッと笑って樋口は離れていった。
・・・・ぅお!!
これはもしや、作戦成功じゃない?
ちょっと馬鹿にされた感はあったけど
おおむね成功だ!!!!
よし、この作戦はいける!
岸本にも有効かも。

