「嫌だし。 てか、本名知らないし。」 「はぁ?! おまえ、2年間一緒だったじゃんか。」 「そんなの覚えてない。 アンタ暗いから存在感うすいんだもん。」 「おまえに言われたくないし!! た、確かに・・・学校ではバレないようにしてるけど。」 と言葉をつまらせる。 「・・・俺の本名は 樋口 疾風。 覚えとけ!!!」 なに、そのえらろうな口の利き方!!! てか・・・ 「違和感、大なんだけど。」 「はぁ?」 「だって、あの樋口くんがこんな口たたくなんて。」 やばい!!! 笑い、こらえきれない。