「っじゃ!! あたしは帰る。」 「ちょっと待てよ。」 部屋からでていくあたしを 腹を抑えながら追いかけてくる石上。 この際無視だ。 そうすれば、あきらめて奴も帰るだろう。 それにしても・・・・ あたしの人生どーなってんだ!? なんでこう何度も"初対面"に唇奪われないといけないんだ!! しかも、どっちも容姿的に余裕のある人。 唇には不自由してないくせに、 なぜあたし!? そんなおいしいもんでもないのに。