「私に初めて会った時、気持ち悪いって思わなかったんですか?」 その言葉は質問であって質問じゃなかった。 思ったでしょう? そういう感情をこめて、彼女は言ってる。 彼女に会った時の事は今でも覚えてる。 というか、俺があの高校に転入していった時には既に彼女は聞くまでもなく有名だった。 “自殺を繰り返す死に神” と。 馬鹿らしい。 人に関心を持たない俺は鼻で笑った。 既に死んでるから、もう死ぬ事はない。 なのに繰り返す。 案の定、彼女。 小野塚琥珀(オノヅカコハク)は馬鹿だった。