「当分起きそうに無いな」

毛布をめくり、確認した後再び毛布をかける魔王。

顔まで毛布がかかっているジラルは、少し息苦しそうであったが、魔王は頓着しなかった。


「さて…では執務の続きをするか」

魔王は起きる様子の無い側近は放置する事に決めたのだった。

魔王は玉座に腰掛け、控えていた部下を促した。