そう言って達郎兄ちゃんはメイク台の下に手を入れた。
立ち上がった時、その両手の中にはあるものがあった。
カチコチと音を鳴らす置き時計。
それから伸びる赤と青の配線は、時計の隣にある茶色い筒につながっていた。
その茶色い筒に書かれていた文字は【Dynamite】
…ダイナマイト!?
「騒ぐなよ」
叫び声をあげそうになったあたしを、達郎兄ちゃんの目が制した。
メイク台の上に爆弾を置くと、達郎兄ちゃんは大きく息を吐いた。
見た事もない達郎兄ちゃんの真剣なまなざしが、事態を物語っている。
杉田さんも翼さんも湯月くんも、呼吸を忘れたかのように、達郎兄ちゃんの一挙一動に見入っていた。
達郎兄ちゃんはスーツの内ポケットに、ゆっくりと手を入れた。
そこから取り出したのはマーブルチョコ。
え、マーブルチョコ?
…マーブルチョコで一体何をするつもりなんだろう…?
そう思った次の瞬間、達郎兄ちゃんはこうつぶやいた。
立ち上がった時、その両手の中にはあるものがあった。
カチコチと音を鳴らす置き時計。
それから伸びる赤と青の配線は、時計の隣にある茶色い筒につながっていた。
その茶色い筒に書かれていた文字は【Dynamite】
…ダイナマイト!?
「騒ぐなよ」
叫び声をあげそうになったあたしを、達郎兄ちゃんの目が制した。
メイク台の上に爆弾を置くと、達郎兄ちゃんは大きく息を吐いた。
見た事もない達郎兄ちゃんの真剣なまなざしが、事態を物語っている。
杉田さんも翼さんも湯月くんも、呼吸を忘れたかのように、達郎兄ちゃんの一挙一動に見入っていた。
達郎兄ちゃんはスーツの内ポケットに、ゆっくりと手を入れた。
そこから取り出したのはマーブルチョコ。
え、マーブルチョコ?
…マーブルチョコで一体何をするつもりなんだろう…?
そう思った次の瞬間、達郎兄ちゃんはこうつぶやいた。