雪は春と共に
その姿を消してしまう
あたかも
最初からそこに
なかったかのように
儚く消えてしまう
なごり雪は
そんな名残から
その想いを
積もらせている
大切な想いも、
その名残から
消えたくないと
想い続けている
雪は四季を巡り、
また何度も降らせる
ことができる
だけど、
人の想いは
なごり雪のように
いかない
それでも、
必ず四季が巡って
くるように
いつか大切な想いも
帰ってくると信じている
それが、
人のなごり雪だという
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…