「修だぁ〜☆」

ピッ

そう言って電話に出ると裕太は気を使ってくれたみたいで少し離れて歩き出した。

「もしもし修?どうしたの?」

「どうしたのじゃねぇよ。何回電話もメールもしたと思ってるんだよ。学校来ないで何してたわけ?男?」


「ごめんなさい...。気づかなくて。あと今日は寝坊しちゃったの。」


「本当に?男じゃなくて?」


「うっ...うん。」


「桜〜、俺ウソつきは嫌いだよ?昨日、誰と帰ったの?今、誰といるの?昨日誰かになんか言われた?昨日の夜俺から電話来るまで誰と話してたの?」


....やだ。
こんなの修じゃない。


「修どうしたの?なんでそんなに知ってるの?怖いよ修。」


「早く言えよっっっつつつ!!!!!!!!」


修が電話越しに叫んだ。
思わず携帯を耳から離す。
どうしよう...。
あたしが裕太と遊んだり一緒帰ったりしちゃったからだ。


「修.ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい許してごめんなさい許してごめんなさい許してごめんなさい許して」