そんな言葉で真っ赤になってしまう昴ちゃんは、やっぱり可愛かった。
昴ちゃんと想は可愛くて、やっぱりいいカップルだと思った。
それから昴ちゃんのお友達や紅音、想の妹の愛ちゃんも一緒にTEARに出入りするようになっていった。
相変わらず紅音は文句ばかり言っていたけど、どことなく嬉しそうだった。
昴ちゃんに、お友達連れて来ないの?って聞かれたけど、今は昴ちゃんがいるから、それだけで十分。
そう話したら、また可愛く真っ赤になってくれた。
TEARは前よりずっとずっと、居心地のいい場所になった。
それもこれも、全部昴ちゃんのおかげだね。
しばらく経つとあの5人にも慣れてきて、漆ともちゃんと話せるようになってきた。
その頃に『TEARS』という言葉が出来た。
TEARSは、常連出入り組の私たちのこと。
五人以外にも人数が多くなってきたから、ひとまとめでTEARSでいいじゃないって兎さんが提案して、そうなった。
素晴らしい言葉だと思う。
心がぽかぽかしていった。