ぐったり…。

キスって…こんなにしんどいの?





たくさん色んな事を考えていたせいか、息継ぎ不足か…

終わるとなぜかホッとしている自分がいた。




キスを終えると、ちーちゃんは目の前でニヤけていた。

「…変態~っ!ニヤニヤしないでよぉ」

「変態で結構。結愛、またしよーぜ。じゃな」

え。

また…?






返事を返す間もなく、ちーちゃんはヒラリと私の部屋の窓からベランダと屋根を伝い、自分ちに戻って行った。









ちょっとぉ…何なのあいつ。








私のキス…二回も奪っておいて

あの態度。










しかも、私がやりたそうな顔…してたぁ?






慌てて姿見を見る。







…やだ。

顔、真っ赤じゃん。